入社のきっかけは、ちょうど前の会社をやめたとき、エムアイ精巧で先に働いていた兄の博志から紹介を受け、工場を見学したことから始まります。
前職は総合ペットショップで、熱帯魚の販売をしており、業種が全く異なっていましたが、社長より「徐々に仕事を覚えていけばいいよ」と言われ、入社しました。
入社当初は、学生時代に生物専攻だったので、工業に全く触れたことがなく、何も分からない状態でした。（笑）
初めに任された仕事が機械加工で、今まで触ったものがなかったものに戸惑いました。
また、仕事では精密なものを扱うことが増え、日常にある１ｃｍ、２ｃｍの世界からミクロン単位を扱うことになり、驚いてしまいました。
そんな、前職がガラッと変わって一からのスタートだったので、会社の先輩から色々と気にかけていただきました。失敗も他の人と比べて多かったとは思いますが、「こんなもんだよ、その経験があったからこそ今後活きるよ。」と励ましの言葉を貰い、そのおかげで今もやれていると思います。
前職では、目の前の与えられた仕事に必死にかじりつく状態でしたが、いまでは1個2個先の工程までちょっと考えたり、今やっている作業が本当に最適なのか提案したりと、入社と当初にはなかった「考える」ことが依頼を受けるうちに増え、自分の引き出しが増えたと思います。
今でも作業中に気づいたことはメモしたり、考えられる時に「こんな風に改善できないかな」と想像したりして職場の方々に相談しています。
入社した時のイメージがいわゆる町工場だったので、常に同じ作業のループをしていくんだなと思っていました。
しかし、入ってみたら全然そんなことはなく、常に進化を続ける会社だと思います。
使いづらい棚とかを変更したり、ラウンジも家のリビングみたいな状態からここまでキレイになったりと、去年と同じ景色というのがエムアイ精巧ではなく、常に動き、常に改善を試みる環境だと思います。
自分の仕事も、当初は機械加工でしたが、今は新しい金型を組み立てたり、金型のメンテナンスをやらせていただく機会が増えました。昔想像していた状況とは全然違いますし、やりがいもどんどん増えています。そのうえで、覚えていくこと、スキルもどんどん磨いていかないといけないなっと、日々勉強し続ける毎日です。
機械加工もできて、金型もいじれるようになってきたので、今後は設計も覚えられたらと思います。設計までできてしまえば、金型に関することは1人で完結できるようになると思うので、設計だけをやっている方が気づかないことを気づいてあげられるようになりたいですね。
